専門看護師になるには、次の要件が必要です。
- 日本国の保健師、助産師及び看護師のいずれかの免許を有する
- 日本看護系大学協議会専門看護師教育課程基準で指定された内容の科目単位を取得
- 専門看護師としての必要な実務研修があること
- 専門看護師認定審査に合格
- 専門看護師認定証交付・登録
日本看護系大学協議会専門看護師教育課程基準で指定された内容の科目単位を取得していることには、次のどれかの条件を満たす必要があります。
- (1) 看護系大学大学院修士課程修了者で、日本看護系大学協議会専門看護師教育課程基準の所定の単位を取得した者。なお、看護系大学大学院修士課程修了者で日本看護系大学協議会専門看護師教育課程基準の所定の単位に満たない者は、必要単位をさらに取得するものとする。
- (2) 看護学以外の関連領域の大学院等を修了した者で、(1)において必要単位をさらに取得した者。
- (3) 外国において(1)から(2)と同等以上の教育を受けたと認められた者
さらに、専門看護師として必要な実務経験としては、保健師、助産師及び看護師の資格取得後、実務研修が通算5年以上で、そのうち通算3年以上は専門看護分野の実務研修であり、その経験のうち、6ヶ月以上は専門看護師に必要な所定の教育修了後の実務研修を含まなければなりません。
簡単に言うと、看護師等の免許を持ち、大学院を修了し、教育課程の単位を取得し、
実務研修を5年以上を有した上で、認定審査に合格すると認定看護師になることができます。
大学院を修了という条件があるということで、認定看護師よりもハードルが高いといえるでしょう。
専門看護分野には下記の10分野があります。
- がん看護専門看護師
- 精神看護専門看護師
- 地域看護専門看護師
- 老人看護専門看護師
- 小児看護専門看護師
- 母性看護専門看護師
- 慢性疾患看護専門看護師
- 急性・重症患者看護専門看護師
- 感染症看護専門看護師
- 家族支援専門看護師
認定教育機関修了後、6ヶ月の実務研修を終えると、日本看護協会が実施する専門看護師認定審査を受けることができます。
この審査に合格し、登録すると、専門看護師になることができます。
この認定審査の受験資格は次のとおりです。
- 日本国の保健師、助産師及び看護師のいずれかの免許を有すること。
- 実務研修5年(3年以上は専門看護分野の実務研修、6ヶ月以上は修了後の実務研修) 以上
- 看護系大学院修士課程修了者で日本看護系大学協議会が定める専門看護師教育課程基準の所定の単位(総計26単位)を取得していること
申請は、申請書類を整え、審査料とともに所定の期日までに、日本看護協会認定部に提出。
審査料は5万円です。
審査日程としては、例年12中旬となっています。
審査に合格すると、登録手続きを行うことによって、専門看護師になることができます。
認定料は、5万円です。
専門看護師は、5年毎更新の認定更新制となっています。
専門看護師は、認定を受けて5年ごとに更新審査を受験する必要があります。
更新審査の受験資格は次のとおりです。
- 日本国の保健師、助産師及び看護師のいずれかの免許を有すること
- 申請時において、専門看護師であること
- 申請時において、過去5年間に規定された看護実績、研究業績及び研修業績等を有していること
申請方法はオンラインによるWeb申請で、審査料は3万円です。
更新審査に合格すると、登録手続きを行い、専門看護師として認定されます。
認定料は2万円です。
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